スケジュール作成アプリ8選:2026年のスタッフシフト管理ツール比較

月曜日の朝、いちばん最初に開くのがスケジュール作成ツールです。うまく回っていれば、その週のシフトは15分で組み終わります。回っていなければ、午前中いっぱいメッセージで出勤確認を追いかけ、木曜になって夜の時間帯に誰も入っていないと気づくことになります。
この記事では、選択を実際に左右する三点でスケジュール作成アプリ8製品を比較します。無料プランがどこで止まるのか、有料プランの実費はいくらか、欠勤やシフト交換が起きる普通の一週間を乗り切れるのか。固定時間ではなく交代制で動くチームなら、従業員の勤務表アプリという切り口からも同じ論点を検討できます。
スケジュール作成ツールの役割:スタッフの勤務スケジュールを組み、勤務可否や交代の申請を処理し、変更があればチームに通知し、承認済みの労働時間を給与計算へ送ります。編集方法を一人しか知らない表計算シートの代わりになるものです。
結論として何を選ぶか:ほとんどのチームにはShiftonが合います(10名までは無料で使い続けられ、シフト管理、勤怠打刻、モバイルアプリ、レポートが入っています。有料モジュールは従業員1名あたり$0.50から)。メッセージ機能と研修を同じアプリでまとめたいならConnecteam、無料枠を30ユーザーまで伸ばしたいならSling、人数ではなく拠点単位で払いたいならHomebase、地域のシフト規制が最大の制約ならDeputyです。
編集部のおすすめ3製品
候補は8製品。手短に済ませたいなら、この3つでほとんどのスケジュールは足ります。
Sling
無料枠は30ユーザーまで。飲食と小売のシフト勤務を前提に作られています。
Homebase
1人あたりではなく1拠点あたりの料金。忙しい単独店舗なら割安になります。
なぜ信頼できるのか
Shiftonは私たちの自社製品で、1位に置いています。ページを読み進めて気づかれるより、ここで書いておくべきことです。
それ以外は確認できます。以下の無料枠、人数上限、価格はすべて各社の料金ページから取りました。商談でしか価格を出さないベンダーについては、数字を作らずそのまま要問い合わせと書いています。
スケジュール作成ツールが実際にやること
役割は三つ。三つ目を軽く見ているチームが多いです。
まずスケジュールを組むこと。誰がいつ働くかを、勤務可否、スキル、その人が働ける上限時間と突き合わせます。スケジュール作成アプリはこれをドラッグ操作のグリッドか、毎週使い回すテンプレートで処理します。時間短縮の大半はここから来ます。
次に変更への対応です。急な欠勤、交代の希望、週の途中で変わる勤務可否。ソフトがなければ、これは後から誰も再現できないメッセージのやり取りになります。ソフトがあれば、交代は申請され、承認され、全員が同じ場所で見られます。
三つ目は目立たないけれど重い話で、労働時間を正しく金額に変えることです。スケジュールと勤怠打刻が別のシステムにあると、誰かが給与計算に数字を打ち直すことになり、そこで誤りが生まれます。承認済みの労働時間をそのまま給与計算へ渡せるスタッフスケジュール作成ツールなら、この工程自体がなくなります。打刻側の詳細は無料の勤怠打刻アプリの記事で扱っています。
スケジュール作成ツールではないもの、それはプロジェクト管理ツールです。シフトの充足ではなくタスクと締切を扱いたいなら、探すべきカテゴリが違います。
8製品をどう選んだか
価格を公開しているかどうかを最初のふるいにしました。商談の先にしか金額がないアプリは比較しづらいので、該当する場合は推測せずそう書いています。
そのうえで、スケジュールが現実の一週間を生き延びるかを決める項目で採点しました。
- ゼロから一週間分を組む時間と、変更が1件入ったあとに組み直す時間
- 交代や公開シフトが、管理者が毎回仲介せずに成立するか
- 勤怠打刻が同じ製品に入っているのか、別購入なのか
- モバイルアプリをスタッフが実際に開く水準にあるか
- 無料プランがどこで止まるのか。人数か、拠点数か、機能か
- 労働時間が表計算シートを経由せずに給与計算まで届くか
テンプレート集は意図的に無視しました。どのアプリにもあり、どれも判断材料になりません。
2026年のスケジュール作成アプリ8選
1. Shifton:中小規模チームに最適な総合スケジュール作成ツール
Shiftonは勤務可否、役割、シフトパターンからスケジュールを組み、勤怠打刻と承認済み労働時間を別システムとして売らずに同じ製品の中に置いています。
無料プランは10名までで、体験版ではありません。シフト管理とカレンダー、勤怠打刻と出退勤記録、iOSとAndroidのアプリ、無制限のスケジュールと拠点、そしてレポートが入っています。10名未満のチームは期限なく使い続けられます。
それを超えると料金は従業員単位のモジュール制で、有効にした機能の分だけ払います。給与計算は従業員1名あたり月$0.50、出退勤トラッキングは$1、GPSによる勤務地管理は$5です。各モジュールに最長30日の試用が付くので、費用が発生する前に実際のスケジュールで試せます。
向いているのは、シフト勤務で10名から60名規模、スケジュール管理と労働時間の記録、給与計算に渡せる時間データを一箇所で扱いたいチームです。拠点単位ではなく人数単位の課金になります。弱いのは人事の深い領域で、応募者管理、評価、書類のワークフローはこの製品の担当ではありません。そこが本当の課題なら、HRプラットフォームのほうが向いています。
2. Connecteam:スケジュール作成に現場チームの必要物が一式付く
Connecteamはスケジュールを、より広い現場向けワークプレイスの一部として扱います。その隣にチャット、チェックリスト、研修、書類保管が並びます。
Small Businessは全機能を10ユーザーまで無料。それを超えるとハブ単位の販売で、Operations、Communications、HRがそれぞれ別のサブスクリプションになります。最初の30ユーザーまではBasicが月$29、Advancedが$49、Expertが$99からです。
スケジュールの問題がコミュニケーションの問題と一緒に来ているなら、これが選択肢です。シフトの変更がグループチャットで流れ、固定メッセージが誰にも読まれていない状況なら、なおさら。難点はハブ単位の課金で、Advancedを2ハブとなると、ユーザー単位のツールとは予算の話が変わってきます。
3. Sling:スケジュール作成アプリの中で最も広い無料枠
Slingの無料プランは30ユーザーまで届きます。これは異例に大きく、シフト、勤務可否、休暇申請、公開シフトの取得という基本を押さえています。
有料プランでは人件費のトラッキングと勤怠打刻が加わります。Premiumは年払いでユーザー1名あたり月$1.70、月払いなら$2、Businessは$4です。
パートタイムを多く抱える単独店舗のレストラン、カフェ、小売がいちばん得をします。その人数だとユーザー単位の課金は痛いからです。ただし勤怠管理は有料プラン側なので、無料プランはスケジュール作成ツールに徹しています。
4. Homebase:1人単位ではなく1拠点単位の料金
Homebaseは人数ではなく拠点で課金します。一つの建物の中にパートタイムが多い業態では、計算が逆になります。
無料プランは1拠点で従業員数は無制限。ここに挙げた中で、人数が増えたことで課金に押し出されない唯一のアプリです。有料プランはEssentialsが1拠点あたり月$24.95から、All-in-Oneが1拠点あたり$99までです。
時給スタッフ20名以上を抱える忙しい1拠点が最も相性がいい。その規模ならユーザー単位のツールは定額の拠点料金より高くつきます。拡大すると逆転します。5拠点なら料金も5つ分で、従業員単位の製品のほうが再び安くなります。
5. When I Work:モバイル優先の従業員スケジュール作成ツール
When I Workはバックオフィスではなく電話を中心に製品を作りました。スタッフの立ち上がりの速さにそれが出ています。シフトの取得、交代の申請、勤務可否の登録がすべてアプリの中にあります。
無料利用は5名までで、目的地ではなく出発点という位置づけです。Essentialsはユーザー1名あたり月$2.50前後です。
人の入れ替わりが多い小売や飲食のチームには価値があります。新しく入った人をスケジュールに乗せるのが数分で済むからです。ただし無料枠5名はこのリストで最も厳しく、ほとんどのチームは初月から有料になります。
6. Deputy:規制の厳しいシフト編成に向くスケジュール作成ツール
Deputyの強みはコンプライアンスです。労働協約の解釈、休憩ルール、予見可能シフトの要件が、後付けではなくスケジューリングエンジンに組み込まれています。
料金はLiteがユーザー1名あたり月$5前後から。31日間の無料試用があり、無料プランはありません。
スケジュールが規則集を満たさなければならない現場が対象です。医療、高齢者介護、あるいはシフトの事前告知を義務づける予見可能シフト法のある米国の都市。その深さに対して払う料金なので、勤務時間が単純な小さなカフェでは大半を使いません。
7. ZoomShift:予算重視のチームスケジュール作成ツール
ZoomShiftは組んでいる最中のスケジュールに時給を重ねて表示します。判断の人件費が、まだ判断している段階で見えます。
無料版と14日間の試用があります。Starterは稼働メンバー1名あたり月$2.50前後、Premiumが$5前後、Enterpriseは要問い合わせです。
スケジュールが実質的に予算表で、週ごとの問いが「この時間数は人件費の目標に収まるか」であるときに役立ちます。ここに挙げたオールインワン系より範囲は狭いので、人事記録や研修は別のツールになります。
8. Shiftboard:24時間稼働の現場向けスケジュール作成ツール
Shiftboardが狙うのは連続稼働の現場です。製造プラント、公共インフラ、大規模コールセンターのように、スケジュールが止まらず、疲労管理のルールが人員充足と同じくらい重い場所です。
料金は見積もり制。公開されたユーザー単価はなく、無料プランもありません。
数百名規模、複雑な資格要件、単純なツールでは破綻する交代パターンを抱える24時間稼働の拠点で、価格に見合います。導入工数を前提としたエンタープライズ向けソフトなので、15名のチームには課題より製品が大きすぎます。
無料のスケジュール作成アプリ:上限が実際どこにあるか
ここに挙げたどのアプリも無料プランや無料版があると書いていますが、その意味は四通りに分かれます。重要なのは上限です。そこが、予告なく無料でなくなる地点だからです。
- 人数の枠が広いもの:Slingは30ユーザーで止まり、ShiftonとConnecteamは10で止まります。小さなチームなら期限なく使えるもので、カウントダウン付きの試用ではありません。
- 拠点で区切るもの:Homebaseは1拠点で従業員数無制限。拠点が一つだけなら、ここでいちばん緩い上限です。
- 枠が厳しいもの:When I Workは5名で止まり、大半のチームは初月で超えます。
- 無料プランがないもの:DeputyとShiftboardは代わりに試用を用意しています。
無料のスケジュール作成ツールについては、二つ目の問いも立ててください。人数ではなく、どの機能が欠けているのか。勤怠打刻のない無料プランは、労働時間をどこか別の場所で記録し続けることを意味します。そしてその別の場所は、たいてい表計算シートです。
スケジュール作成アプリの比較一覧
| アプリ | 無料プラン | 有料の開始価格 | 課金モデル | 向いているケース |
|---|---|---|---|---|
| Shifton | 10名まで、期限なし | モジュールごとに従業員1名$0.50 | 従業員単位とモジュール単位 | スケジュール管理と勤怠打刻を一箇所で |
| Connecteam | 10ユーザーまで | 1ハブあたり月$29 | ハブ単位、最初の30ユーザーは定額 | チャットと研修も要る現場チーム |
| Sling | 30ユーザーまで | ユーザー1名あたり月$1.70(年払い) | ユーザー単位 | パートタイムの多い単独店舗の飲食 |
| Homebase | 1拠点、従業員数無制限 | 1拠点あたり月$24.95 | 拠点単位 | 時給スタッフ20名以上の忙しい1拠点 |
| When I Work | 5名まで | ユーザー1名あたり月$2.50前後 | ユーザー単位 | モバイル優先の小売チーム |
| Deputy | なし(31日間の試用) | ユーザー1名あたり月$5前後 | ユーザー単位 | 法律や協約に縛られるシフト編成 |
| ZoomShift | 無料版あり(有料は14日間試用) | メンバー1名あたり月$2.50前後 | 稼働メンバー単位 | 人件費予算に合わせて組むチーム |
| Shiftboard | なし | 要問い合わせ | 規模とモジュールで見積もり | 24時間稼働の工場や大規模コールセンター |
チームに合うスケジュール作成ツールの選び方
機能比較よりも、チームの人数と一週間の形のほうが早く答えを出します。
- 10名未満:無料のままでいられる無料プランから始めます。ShiftonとConnecteamはどちらも10名で止まり、どちらも期限切れがありません。
- 時給スタッフ20名以上の1拠点:Homebaseの拠点単位の料金とユーザー単位の料金を比べてください。たいてい拠点料金が勝ちます。
- 1拠点にパートタイムが大勢:Slingの無料30ユーザー枠が、請求なしでスケジュール作成をこなします。
- 労働時間をきれいに給与計算へ渡したい:勤怠打刻が同じ製品に属しているツールを選びます。後から連携させるアドオンではなく。
- 地域のシフト規制が最大の制約:Deputy、そして導入工数の予算を確保してください。
- 数百名規模の24時間稼働:Shiftboard、導入計画を添えて。
デモは一つのテストで見抜けます。試用期間中に来週の実際のスケジュールを組み、そのあとシフトを2件変更してみてください。後半が前半より遅いなら、そのツールはあなたの木曜日を乗り切れません。管理者が他のすべてを判断する基準になるのは、たいていシフトスケジュール作成機能です。
アプリではなく交代パターンを絞り込みたい場合は、シフト管理の記事でローテーション自体の組み方を扱っています。小規模事業の規模に合わせたツールについては、中小企業向けの従業員スケジュール管理ソフトで別に比較しました。
一週間を無駄にしないスケジュール作成ツールの導入
導入の失敗は決まった形をしています。管理者が新しいツールで新しいスケジュールを組みながら、古い表計算シートも維持し続け、自分の作業量を二倍にして、静かに元へ戻る。
それを避ける順番はこうです。
- 全社ではなく1チームから。1部署を2週間見れば、全社導入で分かることが、はるかに小さいリスクで分かります。
- テスト用の週ではなく実際の一週間を組み直す。架空のデータは問題を隠します。厄介な分割シフトや火曜しか働けない人こそが本題です。
- 表計算シートは初日でやめる。両方を回すのが失敗の型です。新しいスケジュールが間違っていたら、新しいツールの中で直してください。
- レポートより先にスマホを使えるようにする。スタッフの定着は自分のシフトが見えることから来るもので、管理者の分析画面からは来ません。
- 次に勤怠打刻をつなぎ、給与計算はその後。まずスケジュールと労働時間、数字が信頼できるようになってからエクスポート。
- 交代のルールを書き出す。誰と誰が交代できて、いつまでか。この一行が、後から起こる言い争いの大半を防ぎます。
判断には2週間あればだいたい足ります。それでもスタッフが「いつ出勤ですか」とメッセージを送り続けているなら、問題はツールではなく、通知が切れているだけです。
来週のスケジュールで試してみる
10名までは無料で、スケジュール管理、勤怠打刻、モバイルアプリ、レポートが含まれます。有料モジュールは従業員1名あたり$0.50から、それぞれ最長30日の試用が付きます。
よくある質問
無料で使えるスケジュール作成アプリはどれが良いですか
どの上限に先に当たるかで変わります。Slingの無料枠は30ユーザーで、ここに挙げた中で最も人数が多い。Homebaseは1拠点で従業員数無制限、単独店舗にはいちばん融通が利きます。Shiftonの無料プランは10名ですが、他社が有料側に置いている勤怠打刻とレポートが入っています。三つとも期限切れはありません。
スケジュール作成ツールは複数拠点に対応できますか
たいてい対応しますが、料金の反応が違います。Shiftonのような従業員単位のツールは拠点を構造上の情報として扱い、追加料金を取りません。Homebaseのような拠点単位のツールは拠点ごとに請求するので、2拠点目で料金は倍になります。
Shiftonは何人まで無料ですか
10名まで、期限はありません。シフト管理とカレンダー、勤怠打刻と出退勤記録、iOSとAndroidのモバイルアプリ、無制限のスケジュールと拠点、レポートが対象です。給与計算、出退勤の分析、GPSによる勤務地管理は有料モジュールで、従業員1名あたり$0.50から。それぞれ最長30日の試用が付きます。
5名のチームにスケジュール作成ツールは必要ですか
必須ではありません。5名なら表計算シートに収まります。小さなチームを早めに移行させるのは交代のやり取りです。5名でも変更はメッセージで来て、そのまま埋もれます。一週間に変更がまったく発生しないなら、表計算シートで十分です。
打刻を忘れた人がいたらどうなりますか
勤怠打刻を内蔵したツールなら打刻漏れを検知し、管理者が修正できます。修正内容は記録に残ります。その修正がワンタップなのかサポートへの問い合わせなのかは試用中に確かめてください。管理者が使い続けるかどうかは、その差で決まります。
スタッフは新しいスケジュール作成アプリを本当に使いますか
定着を決めるのは一点だけです。「次はいつ出勤か」に、管理者へのメッセージより速く答えられるかどうか。公開されたスケジュールとシフト変更のプッシュ通知を開始前にオンにしておけば、その質問はほぼ来なくなります。


