小さな会社にとって「人事」は、ほとんどの場合、部署ではありません。誰を採用したか、来週は誰が休みか、給与が実際の勤務時間と合っているか。それを一人で追いかけているのが、オーナーか総務担当者です。中小企業向けHRソフトは、その慌ただしさを仕組みに変えてくれます。企業向けの価格も、6週間もかかる導入も要りません。
このガイドでは、2026年の中小企業向けHRソフトのおすすめ8製品を、実際の機能、公開されている料金、そしてどんなチームに合うかで比べました。オンボーディングや電子署名、福利厚生まで備えた本格的なHRシステムもあれば、給与計算を軸にしたプラットフォームや、軽量なHRISツールもあります。Shiftonが強いのは、毎日のHR業務がシフト作成、勤務時間の記録、給与の正確さにあるシフト制・時給制のチームです。ほかのツールは、フルサービスの給与計算からミッドマーケット向けのHRISまで、幅広くカバーしています。
手頃な中小企業向けHRソフトを探している場合も、HRと給与計算をまとめたプラットフォームや、シンプルな従業員管理システムを探している場合も、目的は同じです。5つのスプレッドシートと共有の受信箱ではなく、人に関するデータを1か所に集めることです。
こちらもどうぞ:Shiftonのチーム管理機能では、シフト作成と役割が1つのダッシュボードにまとまる様子を確認できます。時給制チームのHRで、実務の中心になる部分です。
中小企業向けHRソフトに本当に必要な機能
中小企業向けのHRソフトは、独立したカテゴリです。企業向けのHRシステムは、専任のHRチームや何段階もの承認フロー、そして従業員25人の会社にはない予算を前提にしています。小さな会社がHRプラットフォームに求めるものは、もっと絞られていて、実務的です。
- 従業員記録の一元管理。連絡先、書類、役割、給与の情報を、PDFのフォルダではなく、検索できる1か所に保管する中小企業向けHRISです。
- 休暇と勤怠。休暇の申請、承認、残日数をアプリで処理して、カレンダーと記録がいつも一致している状態にします。
- 実態に合う給与計算。給与計算が内蔵されているか、実際の勤務時間につながるHR・給与ソフトであること。タイムシートを入力し直す必要がなくなります。
- オンボーディングと電子署名。新しい従業員が、紙ではなくデジタルで書類に署名して提出できます。
- 透明で手頃な料金。中小企業向けの優れたHRソフトは、従業員単位でもモジュール単位でも、予測できる形で課金され、企業向けのバンドルを押しつけません。
時給制やシフト制のチームでいちばん負担が重いHR業務は、運用面です。シフト作成、勤務時間の記録、給与の正確さ。月給制のチームでは、オンボーディング、福利厚生、人事評価に比重が移ります。この違いがあるので、中小企業に最適なHRシステムは、従業員がどんな仕事をしているかで変わります。このリストが、ワークフォースを軸にしたツール、フルサービスの給与計算、従来型のHRISプラットフォームにまたがっているのも、そのためです。
中小企業向けHRソフトの種類
「HRソフト」は総称で、従業員15人の店に合うHR管理ソフトと、200人の会社が買うものは同じではありません。HRソフトの各社を比べる前に、どのタイプが必要かを知っておくと役に立ちます。
- HRIS(基幹の人事ソフト):中小企業向けHRISは、あらゆる機能の中心にある従業員データベースです。記録、休暇、書類の保管、レポートがここに入ります。BambooHRやZoho Peopleのような中小企業向けHRISツールが、このタイプです。
- HRと給与計算のソフト:給与計算が組み込まれているか、密接につながっているプラットフォームです。HRと給与計算を1つの請求書にまとめたいなら、このカテゴリで、Gustoのような給与計算ソフトが先頭を走っています。
- ワークフォース・従業員管理ソフト:時給制やシフト制のチーム向けのスタッフ管理ソフトで、シフト作成、勤怠、勤務時間の記録が実際のHR業務になります。Shiftonが得意とする領域です。
- オールインワンのHRプラットフォーム:HR、IT、給与計算をまとめたオンラインのクラウドHRソフトです。成長の速いチームには強力な選択肢ですが、小さなスタートアップには多すぎることがほとんどです。
多くの小さな会社が求めるのは、企業向けの複雑さを持たずに人の管理をカバーするシンプルなHRソフトです。整理された従業員データベース、軽いHR自動化、新入社員向けのオンボーディング、予測できる料金。以下の8つのHRツールは4つのタイプすべてにまたがっているので、スタートアップでも、時給制のチームでも、成長中のオフィスでも、合うものが見つかります。後半の比較表は、HRソフトの料金と機能をすばやく確かめる早見表として使ってください。
2026年の中小企業向けHRソフト8選
Shifton
Shiftonは、HR業務のほとんどが運用面にある小さな会社のために作られたワークフォース管理ソフトです。小売、ホスピタリティ、クリニック、コールセンター、清掃、現場作業チームなどが対象です。福利厚生の仲介まで行う従来型のHRISではなく、そのふりもしません。時給制のマネージャーの1週間を実際に食いつぶしている作業に、的を絞っています。シフト表づくり、勤怠の記録、休暇申請の処理、そして正確な勤務時間を給与計算に渡すことです。後半の3つは有料モジュールで扱います。
中小企業向けのHRソフトとして成り立っているのは、料金の仕組みのおかげです。基本のシフト作成は10ユーザーまで無料で、出勤打刻付きの勤怠、給与計算、休暇、GPSによる勤務場所の管理、需要予測といった追加機能は、1ユーザーあたり月額0.50ドル前後からの別モジュールです。従業員15人のカフェなら、基本プランの1ユーザー1ドルに、使うモジュールの分だけを払います。先に企業向けプランを買う必要はありません。役割は1つのダッシュボードにまとまり、スタッフはモバイルアプリから自分でシフトを交換できます。

主な機能:
- 役割と従業員レポートを1か所に集約
- 作成ウィザードと手動編集を備えたシフト作成
- 勤怠管理は有料モジュール、GPSによる勤務場所の管理は5ドルの別モジュール
- 休暇申請は有料モジュール、休暇の残日数は休暇管理で扱う
- 給与計算は有料モジュールで、勤務時間と賃率から期間ごとの総支給額を算出
料金:10ユーザーまで無料(基本のシフト作成)。追加モジュールはそれぞれ1ユーザーあたり月額0.50ドル前後から。有料モジュールには最大60日間の無料トライアルがあり(GPSによる勤務場所の管理は10日間)、有料モジュールを1つでもオンにすると、基本料金として1ユーザー1ドルがかかります。
向いているチーム:シフト作成、勤怠、給与の正確さといったHRの運用面が必要な時給制・シフト制の小さな会社。ほとんど使わないフルのHRISにお金を払う必要はありません。
HRの運用面を、1つのアプリで
10名までのチームは無料です。勤務時間の記録、給与計算、休暇のモジュールは、必要になったときに追加できます。それぞれ1ユーザーあたり月額0.50ドルからです。
BambooHR
BambooHRは、中小企業や中堅企業が最初に思い浮かべるHRISです。従業員記録、採用、オンボーディング、休暇、電子署名、レポートといった人にまつわる業務を、HRの専門家がいなくても使える分かりやすい画面にまとめます。スプレッドシートでは足りなくなり、きちんとした中小企業向けHRシステムを求めている成長中のチームにとって、安心して選べる完成度の高い選択肢です。
給与計算と福利厚生の管理は、基本製品ではなくアドオンモジュールとして用意されています。小さな会社にとって主な引っかかりは料金です。BambooHRはCoreの10ドルからEliteの25ドルまでのプランを従業員1人あたりの月額で掲載していますが、実際の金額を知るには見積もりフォームを通す必要があります。従業員25名以下の会社は月額の定額で、それより大きなチームにはボリュームディスカウントがあります。

- 基幹のHRIS:従業員データベースの一元化とレポート
- 採用とオンボーディング:応募者管理とオンボーディングのワークフロー
- 休暇:有給休暇の管理、承認、残日数
- アドオン:給与計算と福利厚生の管理(別料金)
料金:Coreは従業員1人あたり月額10ドルからEliteは25ドルまで。従業員25名以下は月額の定額。見積もりの依頼も可能。無料プランもトライアルも掲載なし。
向いているチーム:採用とオンボーディングを備えた完成度の高い基幹HRISを求め、見積もりの依頼にも抵抗がない、成長中の中小企業。
Gusto
いちばんのHRの悩みが、給与計算を正しく回し、税の申告を期限どおりに出すことなら、最初に見るべき中小企業向けのHR・給与ソフトがGustoです。連邦・州・地方の税の申告を自動で処理するフルサービスの給与計算を軸にして、その上にオンボーディング、有給休暇、福利厚生といったHR機能を重ねています。給与計算をきちんと済ませたい米国の小さな会社が、軽めから中程度のHR機能を求めるなら、これに勝るものは多くありません。
ほかのHRベンダーの多くと違って、Gustoは料金をはっきり公開しているので、予算を立てやすくなります。ただし、給与計算は米国限定で、最も安いプランでは勤怠管理や専任サポートといったHRの付加機能が含まれず、有料のアドオンになります。

- フルサービスの給与計算:連邦・州・地方の税の申告を自動で処理
- 福利厚生:健康保険と401(k)の管理
- HRの基本機能:オンボーディング、有給休暇、勤怠管理(上位のプランでは標準搭載)
料金:Simpleは月額49ドル+1人あたり6ドル、Plusは月額80ドル+1人あたり12ドル、Premiumは月額180ドル+1人あたり22ドル。無料プランはなく、月単位の請求。
向いているチーム:正確で自動化された給与計算を最優先し、HRと福利厚生も内蔵したい米国の小さな会社。
Rippling
Ripplingは、HR、IT、財務を1つのシステムにつなぐ統合型のワークフォース・プラットフォームです。標準的なHRIS、オンボーディング、給与計算に加えて、新入社員を組織図に加える同じ流れの中で、ノートパソコン、メール、アプリの利用権限まで用意できます。人と端末をまとめて管理したい、技術志向の小さな会社にとって、この両方をここまで密に結びつけているのは、このリストの中でRipplingだけです。
その幅の広さが、同時に注意点でもあります。Ripplingはモジュール式で見積もり制です。必要な製品を組み合わせて、個別の価格を出してもらいます。そのため、ごく小さなチームには大きすぎることがあり、費用はどのモジュールをまとめるかで決まります。

- 統合HRIS:従業員名簿に加えて、オンボーディングと退職手続きの自動化
- 給与計算:米国および海外の給与計算
- IT管理:端末、ID、アプリの手配をHRと連動
料金:見積もり制で、従業員数と選ぶ製品によって価格が決まります。公開価格はなく、無料トライアルの記載もありません。
向いているチーム:HRとITの手配を1つのプラットフォームで回したい、成長中の小さな会社。
Deel
Deelは、海外の業務委託者に報酬を支払う手段として始まり、本格的なHRプラットフォームに成長しました。その出自は、いまも得意分野に表れています。ポーランドのリモート開発者、フィリピンの業務委託者、他国で採用する最初の従業員のように、国境の外で人を雇う小さな会社にとって、Deelは給与、税、コンプライアンスの層を引き受けます。そうでなければ、現地法人を作るか、現地の弁護士を雇うことになる部分です。
まだグローバルではない小さなチームにとって意味があるのは、料金の段階的な仕組みです。ワーカーのプロフィール、休暇と勤怠、組織図を備えたDeel HRは、従業員1人あたり月額5ドルからです。有料の部分は、必要になったときだけ上に載ります。グローバル給与計算は従業員1人あたり月額29ドルから、業務委託者の管理は業務委託者1人あたり月額49ドルから、Employer of Recordによる雇用は従業員1人あたり月額599ドルからです。国内だけの店はHRシステムを単独で運用でき、国境をまたいで採用する日に有料の層を追加できます。

主な機能:
- 従業員1人あたり月額5ドルからのHR:記録、休暇と勤怠、組織図
- 120を超える通貨での業務委託者への支払いと、準拠した契約
- 現地法人を作らずに雇用できるEmployer of Record
- グローバル給与計算と米国の給与計算(有料アドオン)
- グローバルなコンプライアンスツールをHRプランに内蔵
料金:Deel HRは従業員1人あたり月額5ドルから(Core)、Eliteでは29ドルまで上がります。グローバル給与計算は従業員1人あたり月額29ドルから、業務委託者の管理は業務委託者1人あたり月額49ドルから、Employer of Recordは従業員1人あたり月額599ドルから。米国の給与計算は従業員1人あたり月額29ドルから(セルフサービス)。
向いているチーム:国境をまたいで業務委託者や従業員を雇う小さな会社のうち、いまは低コストのHRシステムを使い、人員が国際化したときだけ有料のグローバル給与計算を足したい会社。
Justworks
Justworksはプロフェッショナル・エンプロイヤー・オーガニゼーション(PEO)で、このリストのほかの製品とは仕組みが違います。HRを自分で回すためのソフトを売るのではなく、書類上であなたの従業員の共同雇用主になります。この法的な取り決めのおかげで、従業員10人の会社でも、本来は大企業にしか許されない全国規模の医療保険、労災保険、401(k)を提供できます。従業員がJustworksのはるかに大きなリスクプールに加わるからです。
代わりに、料金はサブスクリプションではなくサービスとして設定されていて、無料プランはありません。PEO Basicは基本料金なしで従業員1人あたり月額79ドルで、給与計算、税の申告、コンプライアンス支援、HRツール、24時間体制のサポートが含まれます。従業員1人あたり月額124ドルのPEO Plusでは、健康保険の管理、HSAとFSAのアカウント、メンタルヘルスと不妊治療の給付が加わります。

主な機能:
- 税の申告を自動で行うフルサービスの給与計算
- 大規模団体向けの医療、歯科、視力保険プランの利用
- コンプライアンス支援とHRのアドバイスを含む
- 労災保険と401(k)の管理
- プラットフォームによる24時間体制のサポート
料金:無料プランなし。PEO Basicは従業員1人あたり月額79ドル、PEO Plusは従業員1人あたり月額124ドルで、基本料金なし。
向いているチーム:給与計算ツールと別の福利厚生ブローカーを自分で組み合わせるより、給与計算、福利厚生、コンプライアンスをPEOに任せたい小さな会社。
Zoho People
Zoho Peopleは、価格に敏感な小さな会社に狙いを定めたクラウドHRISで、すでに他のZohoアプリを使っているなら選びやすい製品です。従業員データベース、休暇と勤怠、人事評価、上位プランのオンボーディングといったHRの基本をカバーし、ユーザー単価はこのカテゴリで最も低い部類、しかも最小規模のチームには本当に無料のプランがあります。
引っかかるのは機能の深さです。高度なオンボーディング、人事評価、自動化は上位プランに限られ、給与計算は一体型ではなく、別のZoho製品を通して行います。余計な機能のない手頃なHRソフトを求める少人数のチームには、妥当な取引です。

- HRIS:従業員データベースと書類管理
- 休暇と勤怠:休暇と出勤の記録
- 人事評価:有料プランで評価と目標を管理
料金:5ユーザーまで無料。有料はユーザー単位のプラン(Essential HR、Professional、Premium、Enterprise)で月払いまたは年払い。地域ごとの最新の料金はZohoのサイトで確認してください。30日間の無料トライアルあり。
向いているチーム:手頃な基本のHRを求める、予算重視の少人数のチームや、すでにZohoを使っている会社。
Homebase
Homebaseは、小さな会社の時給制の側のために作られています。HR業務の実態がシフト作成、打刻、採用と受け入れになっている、1軒のカフェや店舗、サロンのような職場です。これらの作業を1つのアプリにまとめ、人数ではなく拠点ごとに課金するので、固定の月給制スタッフではなく、パートタイマーが入れ替わりながら働く職場に合います。
無料のBasicプランは、1拠点・従業員10名までで、シフト作成、タイムクロック、基本的な採用ツールが含まれます。小さな店を回すには十分です。有料プランで機能が深まります。Essentialsは年払いで1拠点あたり月額24ドル、Plusは56ドル、All-in-Oneは96ドルです。給与計算はアドオンで、基本料金49ドルに加えて、支払う従業員1人あたり6ドルです。料金は拠点ごとなので、パートタイマーが12人いる忙しい店も、4人の店も同じ額を払います。

主な機能:
- 人数が増えても上がらない拠点単位の料金
- GPSと写真による確認付きのタイムクロック
- 採用とオンボーディングのツールを内蔵
- Toast、Square、Clover、LightspeedとのPOS連携
- チームメッセージとシフトのリマインダー
料金:無料のBasicは1拠点・従業員10名まで。Essentialsは1拠点あたり月額24ドル、Plusは56ドル、All-in-Oneは96ドル(年払い)。給与計算アドオンは基本料金49ドルに加えて、支払う従業員1人あたり6ドル。14日間のトライアル、カード登録不要。
向いているチーム:従業員単位で払わずに、シフト作成、勤務時間の記録、軽いHRを1つのアプリで済ませたい、1拠点の時給制ビジネス。
中小企業向けHRソフトを比較
| HRソフト | 料金 | 無料の選択肢 | 向いているチーム |
|---|---|---|---|
| Shifton | 10名まで無料、モジュールは1ユーザーあたり月額0.50ドルから | あり | 時給制・シフト制のチーム |
| BambooHR | 従業員1人あたり月額10ドルから(Core) | なし | 本格的なHRISを求める成長中のチーム |
| Gusto | 月額49ドル+1人あたり6ドルから | なし | 給与計算を軸にした米国の会社 |
| Rippling | 個別見積もり | なし | HRとITを1つのプラットフォームで |
| Zoho People | 5名まで無料、1ユーザーあたり1.25ドルから4.50ドル | あり | 予算重視のチームとZohoユーザー |
| Deel | HRは従業員1人あたり5ドルから、給与計算は従業員1人あたり29ドルから | なし | 国境をまたぐ採用と業務委託者 |
| Justworks | PEOは従業員1人あたり79ドルから124ドル | なし | PEOによる福利厚生とコンプライアンス |
| Homebase | 1拠点あたり24ドルから、1拠点は無料 | あり(1拠点、10名) | 1拠点の時給制チーム |
中小企業向けの無料HRソフト:実際に何が使えるか
このリストのいくつかのツールが何かしらの無料を掲げていますが、細かい条件まで読むと、「無料」の中身はさまざまです。事業を回せる無料プランと、期限が来たら終わるトライアルと、実際は有料製品のお試し版にすぎない無料枠とは、まったく別物です。
時給制のチームにとっていちばん広い無料の範囲を用意しているのはShiftonです。10人まで、シフト作成、モバイルアプリ、3つの基本レポートが使え、有料モジュールをオンにしない限り期限はありません。タイムクロックは有料モジュールです。Zoho Peopleは5ユーザーまで無料で、基本的な従業員リストと休暇の管理に対応しており、ごく少人数のチームに合います。Deelは料金ページに無料枠がなく、HR製品は従業員1人あたり月額5ドルからで、給与計算と海外での採用は別料金です。Homebaseは、1拠点・従業員10名までの運用を、シフト作成とタイムクロック込みで無料にしています。
「無料」という言葉は、信じる前に二度読んでください。
それ以外は、長く使える意味での無料ではありません。BambooHRは無料プランもトライアルも掲載していません。Gusto、Rippling、Justworksには無料プランの記載がまったくありません。だからといって悪いわけではありませんが、1ドルを数えながら経営する小さな会社は、費用をかけずに使い続けられるソフトと、払う前に見せてくれるだけのソフトの違いを知っておくべきです。
中小企業向けHRソフトの料金を比較
料金ページに載っている数字が請求書と一致することは、まずありません。HRツールの課金には4つの形があり、チームが大きくなるにつれてそれぞれ違う動きをするからです。見出しの料金より、課金モデルを読むことのほうが大切です。
従業員単位の月額。Zoho Peopleは、プランによって1ユーザーあたり1.25ドルから4.50ドル程度なので、15人のチームなら月額19ドルから68ドルの間に収まります。このモデルの反対側にいるのがJustworksで、従業員1人あたり79ドルから124ドルです。この料金は、ソフトウェアだけでなく福利厚生とコンプライアンスにも対価を払っているからです。
基本料金+1人あたり。Gustoは月額49ドルに1人あたり6ドルなので、同じ15人のチームならアドオンの前で約139ドルです。基本料金がより多くの人数に分散されるため、この形は大きなチームほど有利です。
拠点単位。Homebaseは人数ではなくサイトごとに課金するので、パートタイマー12人の店も4人の店も同額です。忙しい1拠点のビジネスには、多くの場合これがいちばん安い道です。
モジュール式、または無料の基本機能。Shiftonは最初の10ユーザーまで無料で、機能は1ユーザーあたり0.50ドルからの別モジュールとして追加します。そのため請求額は、事業がオンにしたものに連動します。ただし、モジュールをオンにするか、チームが10名を超えると、基本プランとして1ユーザーあたり1ドルがかかります。DeelはHRに従業員1人あたり月額5ドルを課金し、給与計算と国境をまたぐ採用は別料金です。
見積もりのみ。Ripplingは料金を公開しておらず、BambooHRは従業員1人あたりの開始価格を掲載していますが、小さな買い手は見積もりフォームを通す形になります。BambooHRの最小プランは月額の定額、Ripplingは製品ごとの料金体系だと考えておいてください。透明で予測しやすい請求を重視するなら、デモに進む前に、この不透明さを天秤にかける価値があります。
小さな会社に合うHRソフトの選び方
最初に見るのは、長い機能一覧ではなく、いちばん困っているHRの課題です。中小企業向けのいちばん優れたHRソフトとは、1週間を食いつぶしているものを片づけてくれるソフトです。それが給与計算と税の申告なら、中小企業向けのHR・給与ソフトとして真っ先に挙がるのはGustoです。採用、オンボーディング、整理された従業員データベースなら、中小企業向けHRISとして候補に入れるのはBambooHRです。HRと端末管理を1つのシステムで回したいなら、Ripplingが合います。予算が制約になるなら、手頃なHRソフトとしてZoho Peopleから始めるのがよいでしょう。
ただし、時給制・シフト制のチームでは運用の層が最優先になり、そこでShiftonが強みを発揮します。シフト作成、勤務時間の記録、給与に使える勤務時間は、小売、ホスピタリティ、現場作業での実際のHR業務であり、フルのHRISはほとんど役に立ちません。小さな会社なら、ワークフォースの側をShiftonで運用して、その上にGustoのような給与計算ツールを足せばよく、ほとんど使わない企業向けのHRシステムにお金を払う必要はありません。特にシフト作成がボトルネックなら、中小企業向け従業員スケジューリングソフトのおすすめのまとめで、その層をさらに詳しく掘り下げています。そして、本当に足りないのがシフト作成ではなく正式な評価なら、専用ツールを比べた従業員評価ソフトのおすすめ記事が参考になります。
HRソフトの各社を比べるときのもう2つの実用的な基準は、料金が公開されているかどうか(BambooHRやRipplingのような見積もり優先のベンダーは予算を組みにくくなります)と、そのツールが今の人数と1年後の人数に合うかどうかです。基幹のHRを超えたチーム全体の連携については、チーム管理ソフトのおすすめガイドを、HRISを乗り換える場合は、シフトも組むHRチーム向けの選択肢を比べたBambooHRの代替ツールの一覧を参照してください。
よくある質問
中小企業向けのいちばん優れたHRソフトは何ですか?
いちばん大きなHRの課題によります。シフト制や時給制のチームなら、Shiftonが中小企業向けの最良のHRソフトです。無料プランでシフト作成ができ、勤務時間の記録と給与に使える勤務時間は、有料モジュールで手頃に1つのアプリにまとまります。フルのHRISならBambooHR、給与計算が最優先ならGusto、HRとITならRippling、予算を最小限にしたいならZoho Peopleがおすすめです。
中小企業向けの無料のHRソフトはありますか?
あります。Shiftonの基本プランは10ユーザーまで無料で、Zoho Peopleには5ユーザーまでの無料プランがあります。BambooHRとGustoは無料プランを掲載しておらず、Ripplingも同様です。従業員記録、シフト作成、休暇が主な用途なら、有料の給与計算やHRISの機能を足す前の出発点として、中小企業向けの無料HRソフトは理にかなっています。
中小企業向けのHRソフトはいくらかかりますか?
料金は大きく異なります。Shiftonの有料モジュールは1ユーザーあたり月額0.50ドルからで、1つでもオンにすると基本料金の1ユーザー1ドルも始まります。Gustoは月額49ドルに1人あたり6ドルからです。Zoho Peopleはユーザー単価の低いプランで、5ユーザーまでの無料プランもあります。Ripplingは見積もり制で料金を公開しておらず、BambooHRはCoreが従業員1人あたり月額10ドルからと掲載していますが、それでも見積もりの依頼が必要です。公開されている中小企業向けHRソフトの多くは、機能によって従業員1人あたり月額およそ1ドルから25ドルに収まります。
HRソフトとHRISの違いは何ですか?
「HRソフト」は、人に関わる業務を管理するあらゆるツールを指す広い言葉です。HRIS(人事情報システム)は、その一部で、記録、休暇、書類の保管、レポートといった基幹の従業員データベースに特化したものです。BambooHRとZoho PeopleはHRIS型のプラットフォーム、Gustoは給与計算が軸、Shiftonはワークフォースが軸で、フルのHRISではなく、時給制のチームに必要な運用面のHRをカバーします。
中小企業向けのHRソフトには給与計算が含まれますか?
含まれるものもあれば、連携するものもあります。Gustoはフルサービスの給与計算を軸に作られていて、Ripplingはプラットフォームに給与計算を含みます。BambooHRでは給与計算はアドオンです。Shiftonには有料のPayrollモジュール(1ユーザーあたり月額0.50ドル)があり、記録された勤務時間と賃率を総支給額にまとめ、APIも用意しています。Zoho Peopleは別製品のZoho Payrollに頼ります。HRと給与計算が一体のソフトを優先するなら、給与計算がプランに含まれているのか、有料アドオンなのかを確認してください。



